こんにちは。福岡市の訪問マッサージこころ在宅ケアです。
今日は、先日目にしたテレビ番組についてご紹介いたします。
NHKで放送されている、生きづらさを抱える全ての人に向けた新しいスタイルの福祉番組「ハートネットTV」。その中で、障害のある人自身の貴重な体験や、障害児・障害者の教育、福祉分野でのすぐれた実践の記録に贈る「NHK障害福祉賞」を受賞したドキュメンタリーがあります。
両親の反対を押し切り、障害者同士の結婚に踏み切った脳性まひのご夫婦のお話です。奥様は、脳性まひで歩くことができず、日常生活にはヘルパーさんの介助が必要です。ご主人は奥様よりも重度の脳性まひで、首から下はほとんど動かすことができません。結婚生活10年目を迎えるこのご夫婦は、1日15時間、ヘルパーのサポートを受けながら、二人で訪問介護事業所の経営をなさっています。
ご自宅を事務所にして、総勢20名以上のスタッフと共に、お二人とも自らパソコンや携帯電話を操り仕事をされていました。
ヘルパーさんに依存せずに、できる限り自立して生活したい、という強い意志を持っており、ご夫婦で精神的に支え合っている姿はとても素敵でした。
奥様は、小学校入学にあたっては普通校に通いたいと自ら両親を説得するほどの負けず嫌い。ご両親は「自立した人生が歩めるように」と、厳しさと優しさを使い分けて育ててくれたそうです。
番組内ではこうした、奥様の子どものころからのご両親との思い出をつづってありました。
障害に負けず、前向きに強く生きる姿に感銘を受けました。
皆さんにも是非ご覧いただきたい内容です。